2014年11月18日

キリンビール横浜工場を見学しました!

今日は当店の営業を13時で終わらせて、当店アシスタントと共に横浜市鶴見区生麦にある、キリンビール横浜工場へ見学に行ってきます。

今回は15時半に見学開始のコースを予約しました、本当はこの日は行く予定ではなかったのですが、10時ごろに電話したら、まだ空いていたので良かったです。

昼食後に京浜急行本線で、まず生麦駅まで向かいます。駅を降りてやや寂れた商店街を通過し、ひたすら歩くこと15分弱、

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無事にキリンビール横浜工場に着きました。時間厳守なので、余裕を持って到着することがお勧めです。受付を済ませて、ちょっと時間があったので、

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正面で記念撮影をしてもらいました。写真を撮ると、ビール瓶が飛び出たように見えるものらしいです。

15時半になり、まずはエスカレーターで一気に、3階あたりまで向かいます。今回紹介してもらうのは、「キリン一番搾り」の製造工程のようです。

施設内は写真撮影はOKですが、動画の撮影・音声の録音はダメなんだそうです。メモ代わりにスマートフォンの動画機能を使っている私も、今回は使うことが出来ないため、衰え始めてきた目の上のアナログコンピューターを駆使することになりました・・・^^;

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一番搾りの紹介ビデオを視聴したあと、まずは原材料の紹介です。キリン一番搾りは麦芽100%ビールのため、原材料は麦芽・ホップ・水という、最低限度の原料だけです。

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仕込みに使う麦芽が配られ、試食することが出来ました。やや甘い味わいで、このまま美味しく食べれるほどです。

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ビールを造るには、日本酒と同様に穀物を「糖化」しなければなりません。ワインに使うブドウなどは、最初から甘いのでこの工程は必要ないですが、米や麦はほとんど殿粉ばかりなので、澱粉を「糖化」しなければ次の「発酵」に進むことが出来ません。

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糖化を行うのは、このバカでっかいタンクでおこないます。正確な数値は覚えてないですが、このタンク1台分の量を350ml缶に換算した場合、1日2本のペ−スで飲んだら500年以上かかるらしいです。

原材料を「糖化」すると、「麦汁」という甘い液体が得られます。

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キリン一番搾りは、糖化した原料から自然に染み出てくる麦汁、いわゆる「一番搾り麦汁」のみを使っています。一番搾り麦汁を絞ったあとにもう一度お湯を足して、再び絞ると「二番搾り麦汁」が得られます。

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ここで麦汁の試飲が出来ました、左が一番搾り麦汁、右が二番搾り麦汁です。パッと見ただけで違いは一目同然ですが、一番搾り麦汁はまろやかな甘さなのに対して、二番搾り麦汁は水っぽい甘さで渋みがややあります。

二番搾り麦汁は一見、質が悪いみたいに思われがちですが、苦味のきいたキレの良いビール(ラガービールなど)を作るには、この二番搾り麦汁は必要不可欠です。まあ確かにキリン一番搾りは、最初は飲みやすいなあと思っていましたが、徐々に「なんか物足りないなあ」って思うようになって来ましたから。やはりビールには甘さだけではなく、渋みも必要なんですね。

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麦汁が出来上がると、今度はこの中の糖分を、ビール酵母によってアルコールと炭酸ガスに変える必要があります。これがいわゆる「発酵」で、高さ20メートルくらいのタンク内で、1週間ほど行います。そのあと約1〜2ヶ月くらい貯蔵して、熟成させます。ビール(下面発酵)の製造って意外と、気の遠くなるような日数がかかるんですね、売られているビールは最低でも、造るのに1ヶ月はかかっているってことですから。

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発酵を終えたビールは、ビール酵母を除く作業である、「濾過」をおこないます。この濾過室内には、ほとんど人が立ち入らないんだそうです。まあ「人の多いところ、雑菌もまた多し」といってもいいでしょうから、人はなるべく立ち入らない環境は、食品製造には必要なんですね。

残念ながら横浜工場では、出来上がったビールを瓶や缶に詰める工程は、直接見ることが出来ませんでしたが、

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キリンビールと他社での、瓶や缶の違いについての説明がありました。容器の軽量化をおこなうことによって、流通時の効率化をおこなっているようです。

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瓶の大きさも、他社で使用している規格化瓶とは、明らかに重さが違います。1本単位ならそんなに違いが無いですが、1000本2000本となると、相当の違いが出てきます。トラック1台で運ぶのを想定した場合、当然容器が軽いほうが、たくさん運べることになります。

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完全リサイクル化による、廃棄物ゼロもアピールされています。麦芽の搾りかすを牛の餌やキノコの栽培用などに利用したりと、原料を無駄にしないというのは、企業としてのイメージアップにもなりそうです。

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工場内を一通り回り、最後は皆さんお待ちかね?の、試飲のお時間です^^

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ビールだけではなく、ソフトドリンクの試飲もあるんですね。15分間でグラス3杯までの試飲が出来るようですが、ビールはキリン一番搾りの白と黒のみで、以前あったキリンラガービールは無いようです(T_T)

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試飲会場には、このような注ぎ口がスラリ並んでいます、ビールの場合はここで注いでもらいます。

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まず1杯目は、当然ながらノーマルなキリン一番搾りです、出来たてのためか泡が綺麗ですね。

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おつまみとして、亀田の柿の種チーズ味が配られます。やはりビールには枝豆とともに、柿の種も合いますね。

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それでは、真っ昼間から「カンパーイ!」

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グラスの返却口の横には、ゴミの分別コーナーがあります、ここでもリサイクルは徹底されています。

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2杯目はキリン一番搾りのスタウトをもらいました、美味しいですが、やはり白のほうが飲みやすいです。黒ビールは手間がかかってるんじゃないかと、以前から思っていたので、係の方にお伺いしてみました。その結果、麦芽のロースト具合が違うだけで、それほど手間がかかるということはないんだそうです。

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上手なビールの注ぎ方の場合、このようにグラスに泡の輪っかが出来るんだそうです。ほんと今回の試飲ビールは、泡がとてもまろやかでしたから。

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スタッフの方が美味しい泡を作る、3度注ぎの方法を実演してくれました。私は試飲や撮影に夢中で、さっぱり聞いてませんでしたが、当店アシスタントがしっかり覚えていたので、後でその泡っぷりを公開させていただきます。

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3杯目はやはり、ノーマルな一番搾りをもらいました。たかだかグラスビールですが、15分以内で3杯も飲むと、結構ほんわか気分になります^^;

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こうして約70分の工場見学は、無事終わりました、交通費のみでこんなに楽しめる?なんてすごい。ありがとうキリンビール、このご恩は一生忘れません(時々忘れるかもですが・・・)、時々クラシックラガーとか買いますんで・・・^^;

今回はキリン一番搾りについての工程を、存分に見聞することが出来ました。今回思ったのは、恐らく工場が違うかもしれませんが、今回みたいな感じで発泡酒や第三のビールなんかの醸造工程も、見たり出来ればいいなって思いました。もちろん試飲も^^

もう1つ思ったのは、せっかく工場見学で人を呼び込むので、売店で他では買えないような、限定品のビールなどが手に入ればいいなって思いました。工場限定品がもっと手に入ったりすれば、工場見学がもっと楽しくなるかもしれません。

もう1つオマケで思ったのは、

「昼間っからお酒なんて飲んでると、その後の行動が非常に散漫になってしまう」

って事ですね。工場見学のあと、日ごろの疲労なんかも重なってか、恐ろしいほどの睡魔に襲われました。そのため移動が億劫で、この後はイトーヨーカドーに行った後で、パンとお寿司を買って帰って終わってしまいました。

せっかくのお休みを有意義に使うには、やはり昼間の飲酒は控えるか、飲酒後はどこかで休むなどしたほうがいいですね。

さあビール好きの皆さんも、一度工場見学に足を運んでみてはいかが?


[ 追記 ]

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3度注ぎの方法を用いると、このような漫画で出てくるような、モコモコ泡々にすることが出来ます。注ぎ方は後々載せたいと思います。


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posted by サムライ斉藤 at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | どうでもいい話
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