2015年08月29日

マッサージ師は「誰でもなれる」のか!?

今月1日に『リラクゼーションに「免許」はない!?』というブログにおいて、某リラクゼーションサロンに酷使され、「知的財産権」を盾に独立開業を阻まれれいる方のお話をしました。その中で「リラクゼーションには免許というものが存在しない」事、「知的財産権を口に出しても意味が無い」事、結論として「現在リラクゼーションサロンに勤めている方は、税務署にさえ届出さえすれば開業が可能」になっている事実を記載しました。

本日このブログを読まれた、ご来店のお客さんから次のような事を聞かれました。

「リラクゼーションに免許が無いということですが、これって免許とか資格とか無くても、誰でも出来るっとことになるんですか?。私昔からピアノを習っていて、指の力には自信があるし、マッサージみたいな事も主人によくやっています。結構お店開いたりする事に興味津々なんですけど、やれますか?」

今回のお客さんは国家資格の「あん摩マッサージ指圧師」などはおろか、整体系の民間資格すら持っておらず、そもそもセラピストとしての職務経験がありません。しかしご本人が自信満々に言われるように、手つきは中々のもので、私も肩周りを座った姿勢で少し施術してもらったのですが、その辺のしょぼいセラピストなんかよりも断然世間で通用しそうです。

さて今回のブログテーマですが、今回ご来店のお客さんのように、まったく免許も資格も無くても、お店を出してご自分のサロンを開く事が出来るか?について、記載していきたいと思います。

数年前までの私なら恐らく、「お店を出すんだったら、せめて民間の整体スクール、できる事なら国家資格の取得できる学校に行ってはどうでしょう?」という回答をしていたでしょう。しかしここ数年の私は、今のリラクゼーション業界、もっと広い目で見れば手技療法の業界全体の状況に対して、非常に頭に来ている事が多々あります。「やっている事はしょぼいくせに威張り散らす事だけはご立派なセラピストの増加」はもとより、「スピリチュアル系と言われるような、お客や患者の無知・弱みに付け込んだボッタクリ療法の増加」「金銭稼ぎばかりが先行して中身の薄い整体系スクールの増加」、そして「公金をむさぼっている分際で、やっているサービスがしょぼすぎるマッサージ屋整骨院の増加」などなど・・・。

こんな事から今では、「現状を打破するには、もっと市場のニーズに応えられるセラピストを増やさなければならない」という考えを抱き、そのためには『国家資格・民間資格にとらわれず、現在潜在的に埋もれているセラピストにふさわしい人材を「デビュー」させ、優良セラピストを激増させ市場に溢れかえす事が必要』という結論に達しました。

現在は日本中の至るところで、今回ご来店のお客さんのような、まったくの素人でも整体系リラクゼーションのお仕事に携わりたいと願う方が大勢おられます。しかし世間に広がっている「マッサージ業は国家資格がないとダメ」「国家資格が無いのにリラクゼーションのお店をやったら逮捕されますよ」といった「脅し」のために、熱意に燃える善良なセラピスト志願者は抑圧され、それとは裏腹に心臓に毛の生えた腹黒いセラピストが増殖する有様となっています。

8月1日のブログでは、既に雇われ人としてリラクゼーション業に携わる民間資格の方へのメッセージを記載しましたが、今回は今日ご来店のお客さんのような熱意あるセラピスト志願者のために、思い切ったことを言わせていただきます。それは、

「現状ではリラクゼーション業は誰でも可能!」

という事です。

すなわち「あん摩マッサージ指圧師」や「柔道整復師」といった国家資格、「ほぐし師」とか「xxセラピー資格」といった民間資格を持たない方はもちろんの事、まったくサロンでの業務に携わった事がない方でも、税務署に開業届けさえ出してしまえば、今日からでもサロンが開けてしまう!・・・という現状なのです。

もちろんこれは国家資格や民間資格といった免許や資格が無くても可能というだけであって、「知識や技術が無い」「金が無い」「やる気が無い」場合は論外なのは当然です。またこの場合あくまでも、疲労回復や癒し行為といった「リラクゼーション行為」である事に対してであり、「治療」といった医療行為は医師法違反などに問われる恐れがあるのは、言うまでもありません。

さてこのように現状では「マッサージ師には誰でもなれるわけではない」ものの、「リラクゼーションセラピストには誰でもなれる」わけです。しかしセラピスト志願者の中には依然として、「もし誰かから裁判でも起こされたらどうしよう」と心配して、先に進めない方もおられると思います。

ここで一発逆転満塁ホームラン的なものをご紹介します。

HS式高周波療法に関する、昭和35年最高裁判決

上のサイトが何を意味しているかの具体的な説明は、googleなどで「HS式高周波療法」などで検索して調べてもらうとして、簡単に解説します。

ある業者がHS式高周波治療機を用いた治療院をやっていたところ、「お前はマッサージ免許を持っていないのに、そんな治療をしやがって。あん摩マッサージ指圧師の法律違反で訴えてやる!」と裁判を起こされました。裁判は進み最高裁判決(その後の差し戻し判決も含め)で、『HS式高周波療法は、「人の健康に害を及ぼす恐れがある」から違法だ』となりました。その結果「人の健康に害を及ぼさなければ違法ではない」という解釈が出来上がってしまったのです。

このため現在では、リラクゼーション行為はもちろんのこと、「治療」を標榜する整体院や民間療法のサロンでも、やっている事が「人の健康に害を及ぼす恐れがある」事を証明できなければ、まったくと言っていいほど放任されています。ただしそのために、デタラメで理屈付けされた「治療行為」を標榜するサロンが、あちらこちらで増殖する有様ですが・・・。

このような中で、本気で市場のニーズに応えようとするセラピスト志願者の増加は、業界の秩序を正す上でも必要だと思います。そして市場の需要と供給のバランスが整う事で、いわゆる「ジプシー客」の激減にも繋がってくるのです。私もそうですが、現在ご活躍のサロンオーナーの方の多くは、セラピスト増加を気にも留めていません。むしろ優良なセラピストがどんどん増える事になれば、これは喜ばしい事なのです。

ただ、まったくの素人から市場のニーズに応えられるセラピストになるのは、容易なことではありません。「怪我をさせる恐れがある」なんてのは極端な話ですが、市場で受け入れられない可能性が、充分考えられます。そのためやはり、それなりの実務経験は必要かと思います。これは奇麗事なんかではなく、開業した方が営業する上で、「屈辱」を味わったり「惨めな思い」をするのを、最小限に抑えるためです。

今回は大雑把な事しか記載できませんでしたが、今後もっとこの話題について、記載していきたいと思います。


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posted by サムライ斉藤 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術論
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