私は、料理をほとんどしません。店舗と住居が一体なので、へたに台所で何かやらかすと、そのにおいがお店のほうへやってきてしまうからです。魚なんぞ焼いたら、すぐに煙が充満してしまいます。
ただ、ご飯だけは自分で炊いています。いちいち既製品を買っていたら出費がバカにならないので・・・。10キロの米を買ってきておけば、毎日4合ずつ炊いても、20日以上は食べられます。それに、ここ4〜5ヶ月くらいは「ビタバアレ」という麦を、米3合に麦1合の割合で入れて炊いています。ろくな食生活をしていない私にとっての、栄養バランスを考えての策です。
さて、この麦飯ですが、炊きたてやそれをすぐに冷蔵したものであれば、全く食味は悪くありません。これなら麦3合の米1合でも充分食べられるかもしれません(しませんが・・・)。普通の白米でもそうなんですが、炊飯器に入れっぱなしにするから、だんだんまずくなっていくんでしょうね。
こんなに旨く食べられる麦飯も、かつては「くさい飯」なんて言われて嫌われ者でした。「昔の人はそんなに舌が肥えていたのか?」、あるいは「昔の麦はそんなにまずかったのか?」一体どっちだったのでしょう?
いろいろ調べてみたらわかりました。
まず、昔の麦は今のような「押し麦」と違って「丸麦」でした。押し麦は丸麦に蒸気を吹きかけて柔らかくしたものをローラーで平らにしたものです。丸麦は押し麦に比べて、炊いた時に中まで熱が通りにくいのです。そのため、中はまだ半生なんて事になり、これが臭さの原因になります。
そして、麦は米に比べて線維質が多いんです。かつての麦は脱穀が不十分なので、米で言えばヌカの部分が多く混じっていました。米ぬかもいい香りとは言えませんが、麦の「ヌカ」にあたる部分はもっと不快なにおいだそうです。
昔の刑務所なんかで使っていた麦は、以上のような粗悪なものが多かったので、刑務所に入る事を「くさい飯を食らう」と言ったのです。しかし、今は押し麦が普及しているので、刑務所の麦飯でもかつての「くさい飯」ではなくなってきています。こんな旨い麦飯が食えるんだから、犯罪が減らないのかも・・・。
ご覧のとおり、炊きたてはこんなに真っ白です。保温しているうちに茶色がかってきます。節電のためにも、炊いたご飯はすぐに冷蔵しましょう。
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