2012年02月24日

足の裏にある本当の「ツボ」は1つだけ

かつて一斉風靡した「足裏マッサージ」も、現在では単なる1療法に成り下がってしまいました。日本人の悪い癖は「新しい物好きなくせにすぐに飽きる」という点にあると思うのですが、この「足裏マッサージ」もまさにその1つだったと、今になって思います。

さて、この足裏マッサージでよく「ここは胃のツボ」「ここは生殖器のツボ」と、やたら「ツボ」「ツボ」と言葉が連発される傾向にありますが、正式に足裏にあるのは「涌泉(ゆうせん)」というツボ(経穴、「けいけつ」と読みます)だけです。この「涌泉」のある場所は、足の中指からカカトに向かって3〜6センチ(体格によって長さは変わってきます)下がったところです。12〜13年位前にテレビで一時話題となった、「指圧の心は母心、押せば命の泉沸く」という文句を残した、あの故浪越徳次郎氏で有名(?)になったツボです。非公式なツボには、カカトのど真ん中にある「失眠(しつみん)」というツボもありますが、あくまで非公式です。

足裏マッサージで一般的に「ツボ」と言われているところは、実は「反射区」と言われるものです。足裏のある部分を押すことで、特定の器官に影響を及ぼすといわれるこの「反射区」ですが、私は非常に疑念を持っております。というのは、足裏マッサージの施術をおこなう場合、たいてい術者は「これから胃の反射区を刺激します、胃が暖かく感じるようになります」というように、被術者(お客)に暗示をかけているのです。これは反射区を刺激する効果というよりもいわば「催眠療法」です。もし「足裏マッサージ」が本当に医学的作用があるというのであれば、術者は口にチャックをするか、施術とは全く関係のない会話のみすべきです。1療法としてのリラクゼーション目的の足裏マッサージなら大いに結構なのですが、これを「病気を治す」術として用いるのは、如何なものかと思います。

余談ですが、先ほどの故浪越徳次郎氏、「指圧」を万病予防の特効薬のように宣伝していたわりには、自らは最終的に「癌」でお亡くなりになってしまいました。同じように、「経絡指圧」の創始者である故増永静人氏も、「医の王は、善く病を知り、善く病の源を知り、病を対治し、その治病を知り、当来再発せしめず」というご立派な一文を残されたのですが、やはり最終的に「直腸癌」で57歳と言う若さでお亡くなりになられました。

私は思うのですが、いくら「素晴らしい療法」があったとしても、「他力本願」では駄目なのです。現在、人間が体調を崩して病気になる2大政党的なものと言えば、「美食(フォアグラやキャビアなどといった、カロリーやコレステロールの多いものばかり好んで食す行為)」と「過飲(いわゆるアルコール摂取のし過ぎ)」と言えます。キャビアをガツガツ食しながら「押せば命の泉沸く〜♪」ってやっても駄目なのです。

一度「自力本願」のつもりで、自らの生活を見直すことも大事です(私も人の事を言えないのですが・・・)。




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posted by サムライ斉藤 at 02:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術論
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