テレビなどでご覧になった方もおられるとは思いますが、「ちこうゆ」と読みます。簡単に言ってしまえば「下水から汲み上げた食用油」です。食品工業などの近くの下水道(マンホール)から原料となる汚水を汲み上げ、これを濾過・精製したものです。
「うっそ〜!?」なんて思われる方もおられるでしょうが、日本国内ではきちんとした食用油が安値で手に入りますから、そのへんのスーパーやディスカウントショップに出回っていることはない・・・でしょう・・・。
問題となっているのは「中国」国内で、ウィキペディアによれば、中国国内で使用されている食用油の約10%が、およそ200万トンほどがこの「地溝油」だそうです。
さて、この「地溝油」って見た目はどんななのでしょう?。ウィキペディアに限らず他のサイトなども色々調べてみました。そして、以下のような事がわかりました。
・色はややどす黒い。
・においはほとんどないが、やや不快なにおいがある。
・農薬などの有毒物質が含まれる。
・発癌性物質であるカビ毒の、「アフラトキシン」が含まれる。
・・・などです。要するに「どす黒くて、ちょっと不快なにおいがする油は怪しいな」ってことですね。じゃあ、「澄んだいいにおいの油なら大丈夫」って事になるでしょう。
「甘い!」
それは「地溝油」をそのまま販売している時の話で、他の食用油と「ごちゃ混ぜ」にしてしまったら判別はしにくくなります。例えば「マーガリン」の原料にしたり、大豆油と混ぜたりしてしまったら、「どす黒さ」も「変なにおい」も目立たなくなります。
日本も戦後間もない頃、飲料用アルコール(要するにエタノール)が原料不足から品薄状態だった頃、おがくずや木片から作られる工業用アルコール(要するにメタノール、飲むと体内に「ギ酸」という毒素が出来て、失明したり死亡します)をエタノールとごちゃ混ぜにして流通させていた業者がいましたが、これと非常によく似ていますね。
そして、この「地溝油」を使ってドーナツやフライドチキンを揚げたり、野菜炒めやハムエッを作ったって、「どす黒さ」にも「変なにおい」にも気づく事はまずありません。
しかし中国では「地溝油製造は、最高刑が死刑」だってのに、どうしてこれほどまでに被害が広がってしまうのか・・・。日本でもし「汚染油作りは死刑だ!」って事になったら、誰も手を出さないでしょう。
さあ先ほど「地溝油がそのへんのスーパーに出回っていることはないでしょう」と、自信なくも記載しました。しかし「地溝油を使った食品が出回っていることはない」という確証はありません。先ほども記載したとおり、「地溝油を原料として食品に加工してしまったら、もう変別は不可能です」
さあここまで読んでいただいた方は、どのように考えますか?
1、「日本ではまだ大丈夫、そこまで非常識じゃないさ」
2、「地溝油って言ったって、一応きれいにしてるんだし、今日明日でどうこうなるわけじゃないんだからいいじゃん」
3、「ああ恐ろしい、私はもう今日から油脂は一切使用しません!」
4、「油を使うわけにいかないから、これからはオリーブオイルだけ使おう!」
5、「外食は控えて、これからはきちんと自炊しよう」
・・・などなど、私は「1」で行きたいですが、そのうち「4」になるかもしれません。
しかし、「食べ物を安心して食べる」ことすら、危ぶまれる時代になってしまったんですね。まあ先ほども記載した通り、「メタノール入りの闇酒」など昔でも食が危ぶまれる時代はあったのですが・・・。
ただしこの「地溝油」、食用としては問題ありですが、工業用、例えばワックスや潤滑油・バイオ燃料として利用できるなら、廃油垂れ流しによる環境破壊の解決となり、素晴らしい存在かもしれません。食用にできるのなら、燃料としての利用も期待したいですね。
私は、味の素のオリーブオイルを愛用しています。イタリアでは、このままグイっと飲んだりするそうです・・・。
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