2012年07月19日

昔懐かしの中華そばを求めて その16「新潟ごっつぉ 田中屋」

いつも当店に貴重な情報をもたらしていただいているNさんが、先日またご来店されました。この時、確証はなさそうなのですが大変気になる情報が飛び込んできました。

「新潟のラーメンらしき店が、仲見世通りの角地にあります」

「仲見世通りの角地」というのは私が便宜上そう記載しただけなのですが、「仲見世通り」と「いさご通り」が交差する場所の、炭火焼肉「安安」の巨大看板がある部分です。要は「旧東海道→いさご通り」と続いていますから、当店入居建物を出たら、歩道をひたすらまっすぐに進めばあります。

この場所はまさに「魔の角地」で、2006年に餃子屋「ちゃおちゃお」があった時から僅か5年の間に、「韓辛」→「番家」→「TORIKO」とラーメン屋が3回も入れ替わっています。今回この場所に新しいラーメン屋が出来ていたとすると、4件目の新店舗ということになります。

一昨日の深夜、「仲見世通りの角地」に足を運び、どんな店があるのか偵察してきました。すでに店は真っ暗になっていたものの、看板には「新潟ごっつぉ 田中屋」と書いてあります。

「おおっ! あった!」

間違いなく「新潟ラーメン」それも私が非常に好む「新潟あっさり系ラーメン」らしき店です。さらに驚くことに、メニューには新潟市名物の「タレカツ丼」、新潟県内では知名度の高い「栃尾の油揚げ」「佐渡のイカ一夜干し」、そしてお土産でお馴染みの「笹団子」「ちまき」なんかも見受けられます。

深夜2時近くで本来なら眠くてしょうがないはずの時間なのに、目がギンギン冴えながらこの日は帰路につきました。「これは近いうちに来店しなければ」

そして本日、夜8時台に空き時間が出来てしまったので、ここぞとばかり「仲見世通りの角地」へ向かいます。先ほども記載したように、旧東海道をただまっすぐ進めばいいだけなので楽です。

それにしても、前にあった「TORIKO」というラーメン店、昨年12月にオープンしたばかりなのに5ヶ月くらいで閉店してしまったことになります(後でネットで調べたら4月に閉店していたことがわかり、実質4ヶ月だけということになります)。その前にあった「番家」は奮闘こそしたものの、2年10ヶ月で武運つたなく敗退してしまい、その前の「韓辛」も1年ちょっとで閉店してしまいました。

今回お邪魔する「新潟ごっつお 田中屋」は、6月10日頃にオープンしたようです。私も「番家」が閉店してからこの場所に意識を向けることはほとんどなくなっていたので、全然気付きませんでした。

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こちらがその「新潟ごっつお 田中屋」です、上の「安安」の巨大看板も目印になります。

今日はもちろんラーメンを注文するためにやってきたのですが、「タレカツ丼」も非常に捨てがたいです。しかしいくら夕飯時とはいえ、ラーメンと丼物をダブルで平らげたのでは、その後の施術に支障を来たしかねません。下の置き看板を見ると、幸いなことに「ラーメンとミニタレカツ丼セット 1000円」がありました、いざ入店!

「いらっしゃいませ!」

女性店員の方が出迎えてくれます、厨房には若い男性が1人で作業しています。この方たちは新潟と何か関係があるのか?、帰りに聞いてみようと思います。

店内は「番家」の頃と似たようなレイアウトです、おそらくは居抜きで使用し続けているのでしょう?。テーブル席に数名のお客さんがいますが、カウンターは空いています。

カウンターに座ると、間髪いれずに「ラーメンとミニタレカツ丼セット」を注文します。本当は「生ビール中ジョッキ」も注文したいところですが、1時間後には施術の予約が入っているので、今日はカウンターに置いてある「レモン汁入りのお冷や」で我慢します。

メニューをみてみます、

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「笹団子」ありました!。新潟のNEWDAYSなどでは120円くらいで買えるのに比べると、200円は高いと最初は思いはしたものの、もし新潟から通信販売などで注文した場合、クール宅急便の配送料やら代引き手数料やらで上乗せされてしまい、結局1個200円くらいになってしまいます。なので、「川崎で笹団子が買える」事を考えれば、妥当な価格です。

それにしても、店名の「田中屋」がどうも気になります。新潟市内には「田中屋本店」という笹団子で有名なお菓子屋があるので、こちらと資本関係があったりするのか・・・?

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「ラーメンとミニタレカツ丼セット」が来ました、素晴らしい見た目です。この「タレカツ」とは、揚げたてのトンカツをサッとタレに漬け込んで、味付けしたものです。トンカツがまだ高温なので、タレに漬け込んでもすぐに取り出せば、再びカラッとした状態になります。

カラッと揚げたてのタレカツ丼を先にいただきたいところですが、今日はラーメンのほうがメインなので、さっそくラーメンからいただきます。

麺は中太麺に近い縮れ麺で、食感はちょうどよいです。こちらのお店は新潟市にある「三吉屋」というラーメン店の影響を受けているというのをネットで見たのですが、三吉屋の麺は超極細ストレート麺なんです。ただ私としては、中太麺のほうが食べ応えがあるのでこちらのほうが好感が持てます。川崎在住の方も、おそらくは同じ意見ではないかと思うのですが。

具は昔ながらの中華そばお馴染みの、メンマ・ネギ・ナルト・焼きのり・チャーシューです。チャーシューは脂身が少なく感じるものの、余計な香辛料が添加されておらず味わいは私好みです。メンマも塩加減・歯ごたえともにベストです。

スープは、黄金色の透き通ったあっさりスープです。鶏ガラだけでなく、煮干しなど魚介の味わいもしっかりしています。欲を言えば、新潟市内のラーメン店などでは店の前を通っただけで煮干しの香りがプンプンしてくるほど、煮干しが効いているのを考えると、私的には煮干しの風味がもう少しあってもいいように思いました。ただ、煮干しの香りは好き嫌いもあるでしょうから、川崎で開業する場合はこのくらいにしておいたほうが無難なのかもしれません・・・。

完食しました!、川崎で堪能する新潟ラーメンの味も、また格別です。

今度は「ミニタレカツ丼」をいただきますが、すでに5分近く経過しているのに、まだタレカツは揚げたての状態です。タレの甘さが程よく、美味しくいただけます。私は肉よりご飯のほうを多くもらいたいので、この「ミニタレカツ丼」はバランスが取れていました。まあ肉中心な方は物足りないでしょうから、普通盛りを注文すべきでしょうね。

お会計の際に、店員の方に新潟との関わりをお聞きしましたが、今日出ている店員の方は直接の関係はないようです。ただ、今日お休みのこちらの店長は、新潟の方だそうです。では今度は、店長の出ていそうな金土あたりを狙って、再来店してみますか^^

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お会計後に、ペコちゃんのキャンディーがもらえます、久しぶりにお目にかかりました^^

しかしこちらの店長は、思い切った決断をされました。「豚骨ラーメンこそ真のラーメン!」の価値観の強い川崎・横浜において、「超々あっさり」の新潟ラーメンで台頭することは、ある意味「バクチ」です。まあ私も、今の店を開店する行為こそが「バクチ」でしたから、同じ新潟県人として「既成事実に妥協しない」共通の価値観があるのかもしれません。まあそのおかげで、「アンチ豚骨」の方にとってはまた貴重な1店が誕生したわけです。

こうやって、川崎の地で新潟の食文化に巡り会えるのは、嬉しいことです。この「新潟ごっつお 田中屋」が今後も長く続くことを願いつつ、帰路につきました。


[ 追記 ]

平成25年4月に、「台湾厨房 台北」としてリニューアルしました!


[ 追記 ]

・・・が、その後8月31日で閉店してしまいました・・・。


平日は朝4時まで営業しています。


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posted by サムライ斉藤 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(1) | 昔懐かしの中華そばを求めて
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