近頃はディスカウントが加速して、「チオビタドリンク」や「リポビタンD」といった栄養ドリンクが(いずれも最下級品においてですが・・・)1本あたり30〜40円くらいで買えるようになっています。
かつては清涼飲料水扱いの「赤まむしドリンク」などがディスカウントの対象でしたが、その波はすでに「医薬部外品」にまで及んでいます。こうした流れの中で、栄養ドリンクが子供のおやつレベルで手軽に手に入るようになってしまいました。
「チオビタドリンク」も「リポビタンD」もかつては立派な「医薬品」で、薬局でしか手に入りませんでした。しかし規制緩和の影響で「医薬部外品」に格下げされ、コンビにだけでなくスーパーやディスカウントシュップなどにおいて、安売りする事もできるようになったのです。
さて、こんなに安々と手に入るようになった栄養ドリンク、テレビCMなどでは「ファイトぉ〜!、いっぱぁ〜つ!」とかいかにも「効くぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」みたいな事がアピールされていますが、本当に「肉体疲労時の栄養補給」になるのでしょうか?
裏の成分表を見ると、目立った成分としては「タウリン」と「ビタミンB群」があります。
ビタミンB群はいわゆる「疲労回復のビタミン」で、食物中の炭水化物を効率よくエネルギーの変えたりする働きをします。豚肉はこのビタミンB群の宝庫なので、夏バテ解消に豚汁を飲むというのは理にかなっています。
さて問題は、もう1つの成分「タウリン」です。こちらは一体、どんな働きがあるのでしょう?
タウリンの主な働きには、次のようなものがあります。
・消化を助ける:消化を助ける事で、食物中の栄養素を効率よく補えます。
・肝臓の働きを高める:肝臓の働きを高める事で、体に必要な物質の合成を促します。
・細胞を丈夫にする:細胞を丈夫にする事で、各臓器・器官の安定を保ちます。
というように、直接疲労回復には関わらないにしても、裏方で健康に関わっているようです。
ただ、人間は食べ物の栄養素を原料にして、体内でタウリンを合成できます。普通にバランスの取れた食生活をしていれば、栄養ドリンクなんて飲まなくてもビタミンB群もタウリンも充分補えるのです。
栄養ドリンクの真の主薬(主役?)は、むしろ「カフェイン」ではないんですかね?。「チオビタドリンク」には、1本あたり50mlのカフェインが含まれています。これはインスタントコーヒー1杯弱に含まれるカフェインと、ほぼ同量です。
栄養ドリンクを飲んで元気になるのは、ある意味カフェインによる恩恵が大きいかもしれません。それにプラスして、含まれる糖分による血糖値の上昇があります。それなら、ちょっと甘めのコーヒー牛乳(手作りの)でも飲んだほうが、遥かに元気になるかもですね。
ちなみに上は、オーストラリア生まれの栄養ドリンク「レッドブル」です。やはり昨日、帰りの新幹線を待っている際に購入しました。
こちらの目立った成分は、チオビタ同様にビタミンB群・カフェイン、そしてタウリンの変わりにアミノ酸の「アルギニン」を含みます。
しかしこの「アルギニン」も、様々な食物から容易に摂取できて体内でも合成できるため、無理に単体として摂取する必要もないでしょう。結局こちらも、元気の源は「カフェイン」と「糖分」のようです。
まあもうちょっとお高い(1本1000円以上の)ドリンク剤なら、「高麗人参」といったレア生薬の搾り汁(エキス)なんかが入っているのでしょう。まあ1本1000円も出してドリンク剤を飲むなら、生姜焼定食でも食べて食後のコーヒーでも飲んだほうが、はるかに元気になりそうですが・・・。
とはいっても、買ってしまうんですねえ「チオビタドリンク」、まああくまでも「ジュース」としてですが^^;;;
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昔のブログを偶然見つけてしばらく読み入っていました
最近はお忙しいのかあまり記事がないですが
また面白い記事をお待ちしています