2012年06月19日

日本酒のススメ その8「越の初梅 ひやし酒」

今おもてでは、台風が吹き荒れています。

今年はいきなり直撃ですね、まあ夜のうちに通過してくれるようなので、明日の営業にはさほど差し支えがないとは思いますが・・・。ただ今日は、台風前ということもあってか、ご来店された方は5名と、今一つの成績です。

まあ気を取り直して、久しぶりに日本酒をいただきます。

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今日はコレ!、「越の初梅 ひやし酒」です。

酒蔵は新潟県小千谷市の高の井酒造、いわゆる普通酒です。1ヵ月半くらい前に近くのOKストアーで、720mlを800円弱で購入したのですが、飲む機会がないまま今日に至りました。実は今日に限って、冷蔵庫内の買い置きのチューハイが切れていました(T_T)。この嵐の中を買いに行くのも嫌なので、今日はこの「越の初梅 ひやし酒」で晩酌です。

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おつまみはちょうどいいのがありました、「カレーせん」。えっ?、「日本酒にカレーなんか合うのか?」って?、それは「マグロの刺身にマヨネーズをつけて食べる」方がいるように、人それぞれ好みは違いますから(^^ゞ

さっそくふたを開け紙コップに注ぐと、安酒にしては良好な香りがします。本当なら徳利(とっくり)とお猪口(おちょこ)でいただくべきなのでしょうが、私はそんなに雰囲気を重視しないので(その割りにはワインはグラスを使いますが・・・)

一口飲むと、ほんのり柔らかな甘さが感じられますが、えぐ味など不快な味覚はありません。

口に含んでこの甘さを味わっていると、喉の奥のほうが熱くなってくるのがわかります。

そしてグイっと飲み干すと喉にピリッと来る感じが、これがいわゆる「辛口」の味わいなんですね。

その後で「カレーせん」を食すことで、再び喉にピリッとした感触が来ます。やはり辛いおつまみは、辛口の酒には合うんですね。

外では風がさらに勢いを増したようです、中で何事もなかったようにこうやって晩酌をしていますが、こんな天気の中で外を歩いている方々は大変でしょうね。おそらく明日は、あちらこちらで折れた傘が散乱していることでしょう・・・。

明日の明け方には台風自体は通過してしまうようですが、吹き返しが心配ですね。明日の午前中はご高齢の方が来店されるので、風次第ではキャンセルしたほうがいいでしょうね。

そして、また新たな台風がすでに発生しているようです。今年は台風の多い年にならないといいですが・・・。


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2012年04月05日

日本酒のススメ その7「吟醸 極上吉乃川」

何度も申し上げるようですが、昨日夜から実家の新潟へ帰省しております。ただいま夕方の18時過ぎです。

実家では、だいたい18時過ぎが夕食時となります。単身川崎にいる私にとって、久しぶりの大家族での夕食です。

前回のブログ内容の繰り返しとなりますが、今日の夕食は以下の写真のように焼き鳥・レンコンの揚げ物・もやしとニラの野菜炒め・サラダ・もずくです。

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焼き鳥があると、やはり日本酒が欲しくなるものです(そうなんですか?)。今日は、昨日燕三条駅で購入しておいた「吟醸 極上吉乃川」をいただきます。新潟県人なら知らない人はいないくらい有名な酒ですが、首都圏ではめったにお目にかからないですね。

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今回購入したのは、500ml瓶です。燕三条駅の売店は、珍しい日本酒が豊富に取り揃えてあるので、時間のあるときには見ていて暇つぶしになります。

ふたを開けると、日本酒の香りよりも吟醸酒特有の梨のようなフルーティーな香り(吟醸香)が、優先的に鼻に届きます。遅れて日本酒特有の香りも伝わり、絶妙な芳香が楽しめます。

香りを楽しんでいるほど時間はないので、早速1杯いただきます。

いわゆる「淡麗辛口」だけあって、口当たりは軽いですがカーッと口の中が熱くなる感触があります。

程よい甘さがあるので、すーっと飲み進めることが出来ます。前回の普通酒の時と違い、焼き鳥やレンコン揚げといった塩味のツマミを食べた後でも、味が落ちることはありません。

やはり日本酒は本醸造酒以上、欲を言うなら吟醸酒以上を飲むべきですね。私が以前お手上げだったあの「雪中梅」も、本醸造酒は甘ったるく感じたけど、本来は辛口だそうですから、大吟醸くらいになれば上品な甘さなんでしょうね。

ご飯が終わって、少しうとうとしていると、もう帰りの時間になってしまいました。

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帰り際に、妹の真ん中の子(上の写真)に泣かれてしまいました・・・。もうちょっと頻繁に帰ってこれればいいのですが、神奈川と新潟はやはり遠いですね。それに、一国一城の主はいつまでも実家にいるわけにもいきません。明日からはまた慌しい日々が始まります。もうすぐ誕生日なので、今度は26日にお土産を持って帰ります。


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2012年03月26日

日本酒のススメ その6「越乃景虎 龍」

昨日も閉店が11時になりました。この時間だともう、外に行って飲もうという気にはなりません。仕方なく、いつものようにローソンストア100へ買い物に行きます。今回のツマミは「厚揚げ」「焼きシシャモ」「ごぼうサラダ」です。

今回の酒は「越乃景虎 龍」、種類は「普通酒」です。

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後々ブログを書くつもりですが、日本酒の種類には下級から上級に向って、「普通酒」「本醸造酒」「特別本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」となります。さらに「本醸造酒」以上のものは、米のみで作った「純米酒系」と、醸造アルコールなど他の原料も入った「非純米酒系」があります。前回の「大洋盛 特別本醸造」の時にも記載したのですが、「非純米酒」の場合は醸造アルコールの使用が認められていて(ただし使用限度量は決まっています)、「大吟醸酒」でも「非純米酒」なら醸造アルコールの添加は可能です。

普通酒はいわば「最下級酒」です。なぜ普通酒を飲もうなどと思ったかと言うと、やはり前回の「大洋盛 特別本醸造」で記載した「新潟県の日本酒は、普通酒であっても醸造アルコールの使用は最小限に抑えている」「新潟県の日本酒に添加する醸造アルコールは、普通酒であっても米由来のもののみ使っている」旨を、実際に実感するためです。

栓を開けると、前回紹介した「大洋盛 特別本醸造」同様、日本酒のいい香りのみが伝わってきます。普通酒とはいえ、芳香は合格ラインです。

1杯口にします、「うん、うまいじゃん!」。甘さと辛さと酸味がほどよくブレンドされた、淡白な味わいです。普通酒がこんなに旨いものなのかと、この1杯目の時はそう思いました。

ところが、飲み進めているうちに、えぐ味とアルコール臭さが目立つようになります。塩味の強いツマミが原因なんだろうとは思いますが、1杯目の「うまい!」という感情がやや薄らぎます。気を取り直してツマミのシシャモをほおばりますが、ツマミを食べれば食べるほど酒の旨みが失われていくという悪循環に見舞われます。「やはり普通酒とはこのようなものなのか・・・」、がっかりでした。

「新潟県の酒は普通酒でもうまい!」という私の予想は、残念ながら50%崩れ去りました。でも、最初の1杯2杯は確かに「旨い!」だったのです。塩味の効いたツマミさえ口にしなければ、この「越乃景虎 龍」は旨さを保っていたのです。しかし、ツマミを口にしないで飲み続けるのは自殺行為です。

やはり、日本酒に対する免疫が出来ていない場合は、最低でも「本醸造酒」からにすべきですね。


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2012年03月20日

日本酒のススメ その5「大洋盛 特別本醸造」

今日は久しぶりに、朝から晩までほぼぶっ通しでお客さんが入りました。

いつもはどこかで時間が空いてしまうのですが、今日は夕方40分くらい時間が空いただけです。この時間を利用して近くのスーパーに買い物に行ったので、結局昼食を摂ることが出来ず、豆乳をがぶ飲みして終わりました。

23時に営業終了、後始末や洗濯物干しなどをしていると、結局翌日になってしまいます。

さてこんな時間だと普通ならここでオヤスミ!のパターンの方が多いでしょうが、私はこれからお酒を飲むことが多いです。

今日は、先日実家に帰ったときに失敬して、100円ショップの1リットルポリ容器に詰めてきた「大洋盛 特別本醸造」をいただきます。新潟県村上市の大洋酒造の1品です。

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これです。ちなみに写真は1升瓶です。

本日のおつまみは、いつもなら「厚揚げ」や「笹かまぼこ」などが多いのですが、この前近くのローソンストア100でいい物を見つけてきました。

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「野沢菜の浅漬け」です。

日本酒やチューハイは辛口とはいえ、他の酒類より糖分が含まれてしまうので、ツマミは健康的な食材にして「体をいたわりながら、体をいじめる」ことを心がけています・・・。他にも「キャベツの浅漬け」「白菜の浅漬け」「カブの浅漬け」などがありましたが、やはり歯ごたえのよい野沢菜が一番です。この食感からすると、相当量の食物繊維が含まれています。

ちなみに私は、浅漬けは食べますが本当の漬物はダメなので、この事を話すと色んな人から奇妙がられます。さらに日本の漬物はダメなのに、「キムチ」「ザーサイ」「ピクルス」など外国の漬物は平気で食べるので、これも奇妙がられる原因の1つになっています。

さて、「大洋盛 特別本醸造」をいただきます。

栓を空けてもフルーティーな香りなどは特になく、純粋な日本酒の香りのみです。そして1杯口に含むと、こちらも余計な味はなく、「甘さと辛さのおいしいハーモニー」(かなり前の「雪見だいふく」CMからのパクリです・・・)です。純粋に「辛口の日本酒」を求めている方にとっては、飽きの来ないいい味です。

さて、この「大洋盛 特別本醸造」にも、原材料には「醸造アルコール」が添加されています。この件については今後別のコラムで述べていくとして、酒税法上は問題ないようです。「純米酒」と記載されていなければ、「大吟醸酒」でも醸造アルコールの使用が認められています。

もちろん、使ってはいいといっても、使用する量は限られています。「普通酒」のような下級酒には多く認められ、「大吟醸」に近づくほど使用量は制限されるようです。

余談ですが、新潟県の日本酒は、ほとんどが普通酒であっても醸造アルコールの使用はかなり少ないと聞きますし、醸造アルコールにしても米を原料としたもの(いわば「米焼酎」)であり、トウキビや麦といった米以外の原料は使っていません。


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2012年03月14日

日本酒のススメ その4「吟選 〆張鶴」

今晩は寿司のオードブルです。

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といっても、オーダーを出して回転寿司で詰めてもらったのですが・・・。上の写真すべて合わせて1万円ちょっとです。夕食代は私が奮発しましたが、たまに帰る時の豪勢な食事ですから苦にはなりません。またチューハイと厚揚げの晩酌生活を送ればいいだけのことです。

そんなわけで、せっかく握りが勢ぞろいですから、ビールではなく日本酒をいただこうと思います。しかも、こちらもどーんと奮発して「〆張鶴」の吟醸です。私の父親がおススメの酒です、長年新潟の地酒を飲用しているので、信頼性は高いです。

この「吟選 〆張鶴」、近くにある酒のディスカウントショップで720ml2500円で購入しました。前回飲んだ「寒中梅 特別本醸造」が1200円でしたから、倍以上の値段です。

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ご覧のとおり、より取り見取りです。今回は「吟選 〆張鶴」の他に「越乃景虎 龍」を仕入れてきました。後者についてはまた後日。

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化粧箱入りです。

栓を空けると、今までの酒とはまた違った爽やかなりんご系の芳香と、日本酒のいい香りがミックスされた、心地のいい香りで出迎えてくれます。1杯口にしてみると、何の抵抗もなくすーっと喉の奥のほうに進めることが出来ます。安酒特有のえぐ味・不自然な甘ったるさはまったくありません。まさに「日本酒が好きになる」酒です。

もっと簡潔に表現するなら、安い酒は味が不快で顔をしかめながらチョビチョビ飲まなければなりませんが、今回の「吟選 〆張鶴」は顔をしかめることもなく平常心で飲めるがもったいないのでチョビチョビ飲んでいるのです。

この日悟ったのは、「日本酒慣れしていない人は、最初から安酒に手を出すべからず」です。やはり最初はそこそこよいもの(普通酒は避けて、せいぜい本醸造酒以上のもの)から飲み始めたほうが、変な誤解(この場合、「日本酒はまずい!」というような事)が生じずにすみます。これは本当のビールと第三第四のビールの関係にも言えるでしょうね。いきなり「のどごし生」みたいな第三第四のビールから飲み始めてしまうと、「ビールはまずい!」という先入観が植え付けられてしまいます。まあ私はビール系飲料には免疫が出来ているので、こちらは問題ないですが。

久しぶりに家族揃っての夕食が終わり、また川崎に戻る時間になりました。燕三条駅に向う途中で何か忘れているような気がしました・・・あっ!・・・実家に戻るときに着てきたコートを置きっぱなしにして、滞在中に着ていた薄手のジャンパーのままで来てしまった・・・。でもいいでしょう、もうコートを着る時期も終わりです。

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これが、忘れていったコートです。新鶴見のしまむらまで遥々買いに行ったのに、3〜4回着ただけでした・・・。


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2012年03月09日

日本酒のススメ その3 「越の寒中梅」

結局今日は最後まで雨降りでした。9時過ぎに最後のお客さんを送り出し、9時半まで待ちますが電話はかかって来ず、9時40分終了です。まあ、たまにはいいか。

洗濯物をドラム式洗濯機に放り込んで、回っている間に近くの「カクヤス」に向かいます。OKストアーはもう閉店しているし、またOKストアーだと酒類は全般的に安いものの日本酒の銘柄は甘みが強い大衆酒がほとんどです。なので私は、「ビール類・チューハイ・ワイン→OK」「日本酒・贈答用のもの→カクヤス」と使い分けています。

実は前々から気になっていた銘柄がありました、「越の寒中梅 特別本醸造 雪中仕込」、このネーミングを見るとあの「越乃寒梅」「雪中梅」が頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか?、でも蔵元は全く別で、新潟銘醸株式会社(新潟県小千谷市)です。こんなに似通ったネーミングで商標上のトラブルはなかったのかとも考えますが、まあ問題なかったのでしょう。日本酒の銘柄って結構似たり寄ったりのものが多いですからね、「x正宗」とか「xの誉」とか・・・。

さっそく買ってきました、今日はおつまみが「かっぱえびせん」です(^^;;、情けなや・・・。キャップを空けると強い芳香やアルコール臭もなく、以前紹介した「笹正宗」のような柔らかい日本酒の香りです。

さて実際に飲んでみます、口に含むとなんともフルーティー感の強い味わいです。甘み自体はそんなに強くないのでしょうが、このフルーティー感のお蔭で若干甘いかな〜という感じがします。まあねっとりした嫌らしい甘みでないので、拒絶反応はまったくありません。一つ言わせてもらうなら、「特別本醸造」と言う割りには原材料に「醸造アルコール」が添加されているのはいかがなものかと思います。まあ私はビールでもこういう考えなんですけどね、「ビールに米やとうきびの粉が入ってたら、そりゃ麦酒じゃないだろ」みたいに・・・。

寒中梅とは直接関係ない話なのですが、せっかくなのでもう一言。

以前「淡麗辛口」の日本酒はいわば「ブーム」になっていました(ある意味「担がれた」のかもしれませんが・・・)。昭和50年代半ばまではもっぱらねっとりとした甘ったるい日本酒(三倍醸造酒など)が主流で、「越乃寒梅」などの新潟のいわゆる「淡麗辛口」の酒は「水っぽい味のうすい酒」として、地元以外では評判はよくなかったのです。それが、いざ「淡麗辛口」が世間に受け入れられるようになると、「淡麗辛口の酒を出せば(実際には甘口でも名前だけはそうしておけば)売れる!」「淡麗辛口に非ずんば日本酒に非ず」みたいな雰囲気が出来上がってしまいます。そして、今まで「こんな水っぽい酒飲めるか!」と言っていた方たちが、手のひらを返したように「いや〜淡麗辛口最高ですね〜」と態度を変えてしまう・・・。「ブーム」なんてのは何でもそんなものですね、回りがワイワイ騒いでいると自分もそれに乗らないと「遅れた人間」になってしまうという考えなのでしょう。

私は甘ったるい酒が駄目なので「淡麗辛口」の日本酒を好んで飲んでいるだけで、回りの事などは全く関係ありません。甘口の酒が好きな方だって圧倒的に多いわけですから、「日本酒=淡麗辛口」の構図が崩壊して良かったと思っています。「淡麗」でも「濃厚」でも「辛口」でも「甘口」でも、自身が好むものを愛用すればいいだけのことです。回りがどうこう言おうが、自分の好きなものを好きなように扱えばそれでいいと思います。

こう考えると私は、「xxブーム」なんてものは起こらないほうがいい(または「起こすべきではない」)と思っています。

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ちゃんと箱に入っているんです。でも自分で飲む時は、ゴミになるのでいらないんですが・・・。


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2012年02月26日

日本酒のススメ その2 「笹正宗 純米酒」

今日も無事終わりました。

近ごろは閉店が遅くなり、晩酌にはレモンチューハイが多かったのですが、久しぶりに日本酒をいただくことにしました。さっそく近くの「カクヤス」へ直行します。店内に入ると、東日本大震災の被災地を応援するコーナーがあって、被災地の日本酒がずらりと並んでいました。もうすぐ1年経つんですねえ、早いものです。

その中で目にとまったのは、「笹正宗」という銘柄です。喜多方ラーメンのあの喜多方にある、笹正宗酒造が蔵元です。ただ、ラベルを見る限り辛口・甘口などの情報はありません。まだ日本酒の甘さに対する免疫が出来ていない私にとって、未知の酒を買うのはまさに「賭け」です。まあ雪中梅のような甘みの強烈なものでなければ、飲めないことはないんですが・・・。

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家に戻ってさっそく飲んでみましたが、「大当たり!」でした。以前ブログで書いた「魚沼」よりは若干甘みはあるのですが、いやらしい甘さでなく、辛口に多い舌にピリッとする感じも少ないので、かえって飲みやすいです。

今回の大震災で、特に福島県は地震の影響に加え「風評被害」にも悩まされています。なので、こうやってあちらの品物が川崎まで流通していると思うと、「頑張っているなあ」と思います。思えば5年前の新潟中越沖地震の時も、うちの実家のほうは風評被害でしばらくは打撃を受けましたが、そこから立ち直ったのは全国の理解ある方々のおかげでしたからね。あーでも時間があれば、喜多方に行ってラーメンの食べ歩きをしてみたいですね。

そんな事を考えているうちに、あはは・・・1本あけちゃいました(^^;。ワインを1本(720ml)あける事はよくありましたが、日本酒1本あけたのは始めてです、明日が怖い。でも足元はしっかりしてるし意識もはっきりしている、そして、ラーメンの事なんか考えていたらなんだか空腹感が・・・、やはり日本酒4合を分解するのに、厚揚げ1枚じゃエネルギー不足なんでしょうね。

運のいい事に、川崎には「喜多方ラーメンの坂内」というラーメン店が東田町にあります。喜多方の「坂内食堂」を本店とし全国にチェーン店を持つこのお店は、なんと私の実家(燕市吉田)にもあるので、川崎で始めて見つけた時は正直驚きました。「豚骨に非ずんばラーメンに非ず」の如く豚骨ラーメン至上主義と化している川崎・横浜地区にあって、坂内のようなあっさりラーメンの専門店がある事は本当にうれしいものです。まだ相模原市民だった頃(またまた出ましたねえ・・・)はよく行ったのですが、開店してから1度も行ってませんでした。

さて、喜多方ラーメン坂内にやってきました。夜の11時ごろなのに結構お客が入っていますねえ。私と同じ事を考えている方が多いのかもしれません。

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一番ここのお店の味を堪能したいのであれば、やはり「喜多方ラーメン(580円)」を注文すべきです。ただのしょうゆラーメンなのですが、チャーシューの量はその辺のチャーシュー麺並みです。ここでチャーシュー麺を注文すると、下の麺や具が覆い隠されるほどの大量のチャーシューが乗ってきますのでご注意を。


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2012年02月15日

日本酒のススメ その1「魚沼 純米酒」

以前のブログにも書いたのですが、近ごろは外で飲まなくなり家で飲む機会が増えました。

夏の暑い日はビールやチューハイが多いのですが、冬の寒い季節になるとさすがに冷えた飲み物は夏ほど進みません。そこでこの季節は日本酒を飲む機会が増えました。

実は私は、数年前まで日本酒はほとんど飲めませんでした。嫌いなわけではないのですが、日本酒の「甘さ」がどうも合わないのです。いわゆる「淡麗辛口」というものがあると知るまでは、「飲みたくても飲めない」状態だったのです。初めて「日本酒はうまい!」と感じたのは、実は町田の一休という居酒屋(詳細は「町田マップ」をご覧ください)でいただいた、「北の誉」という淡麗辛口の北海道小樽の地酒です。恐らくは、故石原裕次郎氏なども口にしていたのではないでしょうか?

そんな事がきっかけで、日本酒を飲む機会がうんと増えました。しかし、新潟県人が「白鶴」や「月桂冠」で満足やしません。やはり新潟の地酒からいいものを探し出す。こう考えて、いろんなものを飲みあさり始めました。

今回紹介するのはそのうちの一つ、「魚沼」という銘柄です。ちなみに魚沼とは、縦長の新潟県を下・中・上(上のほうが「下」になるのです)と分けた時、ちょうと中にあたる地域の名称です(余談として、下=蒲原、上=頚城という名称があります)

この「魚沼」の製造元は白瀧酒造株式会社http://www.jozen.co.jp/、あの「ガーラ湯沢」のある湯沢町にあり、あの名酒「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」を送り出した蔵元です。

「魚沼」の特徴は、表面のラベルにもある「飲み口サラリ」のように、余計な甘さもなく舌にピリッとくるような感覚もないので、日本酒に慣れていない方でも比較的抵抗なく飲めます。若干の果実系の芳香がありますが賛否が分かれますね、私は吟醸酒でもなければ香りは特にこだわらないのですが。

飲み方として、私は常温でそのまま飲んでいますが、ぬる燗にするとさらに飲みやすくなると思います。口当たりがいいので、悪酔いには気をつけないといけませんが・・・。

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