缶詰や既製品として魚を食べることはよくあるのですが、自宅で魚を料理するのは今回が初めてになります。うちはガスレンジにグリルが付いているのですが、洗うのが大変なので、アルミホイルに包んでオーブントースターで調理しようと思います。あと、細かくちぎって米と一緒に炊き上げ、炊き込みご飯にもしようと思います。
さて、今回のブログタイトルにある「サケ」ですが、これまた波乱な一生を送る魚だなあと思います。
よく知られているのは、「川で生まれ、海で育って、また川に戻る」というものです。魚は大抵「海水魚」か「淡水魚」に分かれていて、海水魚は淡水では生きられず、逆に淡水魚は海水では生きられません。これは、体外の水分(海水あるいは淡水)と体内の水分(体液)の濃さが違った時の調節機能(要するに浸透圧調節)のしくみが、ほとんどの場合海水魚・淡水魚それぞれで決っているからです。
海水魚は海水中で何もしないでいると、体内の水分が浸透圧によって体外に引っ張られてしまい、脱水を起こしてしまいます(漬け物状態ですね)。そうならないように、常にたくさんの海水を飲んで、水分だけを取り入れて塩分は鰓(えら)や腎臓から捨てています。しかし淡水中では、逆に体外の水分が浸透圧によって体内に入ってきてしまいますが、ほとんどの海水魚はこれに対処する機構を持っていないので、細胞が水ぶくれになってしまいます。
淡水魚は淡水中で何もしないでいると、体外の水分が浸透圧によって体内に引っ張られてしまい、水ぶくれ状態になってしまいます。そうならないように、口からは一切水を飲まず、余分な水分を常に鰓や腎臓から捨てています。しかし海水中では、逆に体内の水分が浸透圧によって体外に引っ張られてしまいますが、ほとんどの淡水魚はこれに対処する機構をもっていないので、細胞が脱水状態になってしまいます。
要するに、海水魚と淡水魚では、鰓と腎臓の働きが違うわけです。
ところが、サケやウナギなど一部の魚は、海水魚と淡水魚が持つ鰓と腎臓の働きを、環境に応じて使い分ける事ができます。そのため、川から海、逆に海から川へ移動する事ができます。
こんな万能魚的な「サケ」ですが、その一生は他の魚以上にはかないものがあります。特に一生の終盤期でそれを見る事ができます。
先程も少し記載しましたが、サケは成長して大きくなるとやがて生まれた川を目指します、「海から川」への移動です。何しにいくのか?、「里帰り」なんて事は決してありません、「繁殖」のためです。
実はサケが「川と海を行ったり来たり出来る」というわけではなく、「違う環境に適応できる」というだけなのです。したがって、海から川に入ると環境もガラッと変わり、負荷がかかってダメージは受けます。しかもサケは普通、川を上る間は餌を摂らないので、体の抵抗力はどんどん低下します。
それでも「繁殖」をしなければならないので必死に川を上りますが、さらにそこには様々な障害物が待ち構えています。
一番の障壁は「川」そのものでしょうね、下流から上流に泳いでいくためには、相当量のエネルギーを必要とします。しかも水深が浅く、岩肌にぶつかったりすれば魚のもろい皮膚は簡単に傷がついてしまいます。
さらに川を上っている時に、熊や鷹などに捕まったりします。あるいは密漁されてしまう場合もあり、こっちのほうが深刻なようです。
やっとの思いで川の上流にたどり着いても、もしそこで1匹のメスに対して2匹以上のオスがいた場合、オス同士のバトルが繰り広げられます。サケのオスは成長すると、口が大きく広がるようになります、この大口で相手のオスの背中に「噛み付く」そうです。先程も記載したように、サケの体表面は特に弱っている場合もろいため、噛みつかれた場合その部分が脱落して、致命傷になる事もあります。
サケって大人しそうな魚かと思っていたけど、結構凶暴なんですね。まあ繁殖期には、ハトだろうとウサギだろうとナマケモノだろうと、オスは気性が荒くなりますけどね。
一方のメスは、産卵する場所作りをしないとなのですが、手も足もないので川底に体当たりして穴を掘ります。当然ながら、体中ボロボロになります。
オス同士の決着がつき、1組のカップル(つがい)が誕生すると産卵が始まるのですが、これがまた何ともはかない光景です。メスがまず産卵をおこない、そこへオスが精子を「散布」する、ただこれだけのためにはるばる川を上って来たのかって思いです。そして、それが終わると新婚旅行に行くなんて事も決してなく、「エネルギー切れちゃった」ってそこで力尽きてしまいます。
こういう行動は、もう既に遺伝子レベルで決っているようですね。まあ一部例外もあって、一生川で過ごしたり、海に出たけどそこで一生を終えるものもあるようですが、大脳皮質という高等脳を持たないサケの場合、そういう例外はすべて「異常」とされてしまうんでしょうね。
ただ、サケの中からだって、「オレはアメリカ西海岸まで泳いで渡る夢があるんだ、何であんな薄汚い川に戻らないとダメなんだ!」「私はあんなジストマ(吸虫)やサナダムシ(条虫)がウヨウヨいる川に戻るなんてまっぴら御免、この大海に骨を埋める覚悟なの」というような個体が出てもいいんじゃないかと思います。
我々人間ならなおさらそれが言えるでしょうね、「家庭を持って子供をつくる」のはあくまでも1つの「道」に過ぎません、私たちは大脳新皮質があるわけですから、本能に任せることなく「考えて」行動する事が出来るわけです。それなのに、いたずらに回りの風潮に流されて自分の行く末が決ってしまうんじゃ、結局はサケと同じです。
「死への川上り」という運命が遺伝子レベルで決められていて、それを意志ではどうしようもないなんて、本当にはかないと思います。ああサケに生まれて来なくてよかった。
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